セキュリティに関する講習を実施することは、コミュニティが人権擁護活動を安全に行うための、楽しくやりがいのある方法です。
効果的で安全な講習を行うには、十分な準備が不可欠です。そこで、講習イベントを最大限に活用するためのリソースをご紹介します。
講習前
私はこの講習をするのにふさわしい人物でしょうか?
セキュリティ講習は、人々がインターネットを安全に利用し、コミュニケーションをとるのに役立ちますが、一部のリスクにさらされているグループに対しては、さらに考慮すべきことがあります。
そのため、EFF のセキュリティ教育コンパニオンから、リソース "Am I the right person to give this training?" をお勧めします。
このリソースは、あなたが講習を希望するユーザーのコミュニティに対して最善を尽くしていることを確認するのに役立ちます。
講習の実施を決定する前に、これらの質問を自問しましょう。
- グループのニーズはどのようなものですか?どのようなニーズを満たせますか?
- グループのスキルレベルはどのくらいですか?どのようなレベルの人に教えることができますか?
これらの質問に答えたら、講習を計画する準備が整いました!
- アクセスしやすく、手頃な料金で、インターネット接続があり、ホワイトボード、プロジェクター、スクリーンなどの設備が整っている場所を探しましょう。
また、参加者にとって安全な場所であることもご確認ください。
- 安全に配慮して、コミュニティスペースでイベントを宣伝しましょう。
多くの場合、SNS は宣伝に最適ですが、リスクにさらされているグループの場合は、小規模なクチコミネットワークを使用するか、コミュニティメンバーに信頼できる他のユーザーと個別に情報を共有するよう求めるとよいでしょう。
- 教える内容が難しい場合は、ローカライズされた配布資料を作成します。
- 参加者に配るステッカーをたくさん用意しておきましょう!
- あなたが話すすべてのリソースのリンクリストを作成しましょう。
これには配布資料の PDF やダウンロードも含まれます。
このリンクリストはホワイトボードで共有するか、講習で投影します。
- 講習で実地指導をどのように行うかを決めましょう。
一人で対応できるでしょうか?それとも協力者が必要でしょうか?
協力者が必要な場合は、参加する協力者にコミュニティの安全上のニーズを確認してもらい、コミュニティ内の知り合いと連絡を取り、講師を追加で参加させても問題がないことを確認してください。
- プレゼンテーションが最新の状態 (情報とスクリーンショットの両方) であることを確認し、プレゼンテーションを2つのファイル形式 (odp と pdf など) で保存し、少なくとも1つの追加デバイス (コンピューターと USB スティックなど) に保存しましょう。
- より安全な空間をどのように確保するかを決めましょう。Tor の行動規範をご確認ください。
また講習の最初に、参加者にそのスペースのためのコミュニティ規約を自分たちで考えてもらうのもいいかもしれません。
講習中
- 議題を作成し、参加者がその日の準備ができるように、プロジェクターまたはホワイトボードで共有します。
- 講習の所要時間や休憩の時間について伝えましょう。必ず休憩を取るようにしてください!
- 講習中、終了時、またはその両方で、いつ質問を受けるか伝えましょう。
- 実地指導を提供する場合、その方法について伝えましょう。
- 参加者が講習後に安全に連絡を取る方法について説明しましょう。
- sgapqzbrdr.oedi.net と jqlsbiwihs.oedi.net のリソースを参加者に見せましょう。
- 参加者に sec.eff.org などの別の資料も見せましょう。
講習後
- 講習での成功をどのように評価するか考えましょう。
フォローアップのアンケートを作成するか、少なくとも参加者に連絡してフィードバックを共有してもらうとよいでしょう。